ハイヒールを履いていた無敵時代から守りのスニーカー時代へ~コラムニストKIDORI~

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#娘たちに伝えたい1000の事

オーストラリア在住、はんなりぱろっとの日々の徒然記録です。

(詳しくは、はじめましてのご挨拶を読んで頂けたら幸いです。)

はじめましてのご挨拶

 

はんなりぱろっと
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今日はコラムKIDORIのコーナーです。この記事はで読めます。

 

 

私は靴を3足しか所持していない。

 

その内一足はランニングシューズなので日常に履く靴は実質、二足。

サンダル一足、スニーカー一足だ。

子供が産まれる前までは常時10足ぐらいは所持していたのだが、度重なる引っ越しや妊娠出産を期に、

いつの間にか靴が3足になっていた。

しかし困ったことはない。

母になってからというもの、行く場所は海や公園、スーパーマーケットばかりだ。

おしゃれな靴を履いて行く場所なんてない。

スニーカーは良い。

お洒落にも対応できるうえ、

歩きやすいし、走りやすい。

子供が小さいと走る事が多い。

それに何かあったとき、

子供を抱えて走る事も想定内にスニーカーを履いている。

子と我が身を守るためのスニーカーだ。

 

 

しかし、我が子も今年で6歳と4歳になった。

まだまだ幼いが、学校も始まり、親子で公園へ行く回数が減った。

少しずつ私も私のお友達とランチに出かけたりできるようになってきた。

ようやく手に入れた大人と大人の時間だ。

私は猛烈にお洒落な靴が欲しくなった。

かつて私は『靴』が大好きだったということを思い出した。

今年の冬、私は数年ぶりにブーツを購入することを決意した。

子供達が学校に行っている間に百貨店的なところへ出向き、靴のコーナーへと急いだ。

私の心はワクワクドキドキしていた。

目の前に広がるおしゃれな靴の数々に胸が高鳴った。

私の目にひとつのハイヒールがとまった。

どうせ買いもしないだろうハイヒールを試着してみることにした。

すると…、

鏡に映ったハイヒールを履いた自分を見て、思わず私の胸はトゥンクした。

なんとも言えない懐かしい感情が込み上げてきたのだ。

 

ハイヒールを履いていた10代後半から20代前半、私は無敵であった。

好んでいつもヒールの高い靴を履き、カツカツと音高らかに都会を歩いていた時代だ。

礼儀も知らず、無鉄砲で怖いものがなかった私。

無意識にたくさん誰かを傷付けてしまったかもしれない。

私が今よりも無知で馬鹿だった時代。

過去を振り返るとよくまぁ今まで生きてこれたな、と思う。

(今でも賢いとは言えないが)

 

過去の思い出がブワーっと脳裏を駆け巡った。

とても懐かしくもあり、消したい恥ずかしい思い出もまた…あり…。

「人生一度きり」とよく言ったもんだが、

母になる前の自分と、母になってからの自分とではまるで別の人の人生を体験しているように感じる。

 

母になって育児をしている間に、私は聴く音楽も服の好みも、履く靴も食べる物も性格までもが変わってしまった。

生活は180度変化した。

私の変化に夫もびっくりだろうが、私が1番びっくりしている。

許せ、夫よ。

これが母親なのだ。

いや、これが私なのだ。

いつまでもか弱い女の子では異国の地で子供は育てられないのだ。

 

ハイヒールを履き母性を封印し、

スニーカーにスイッチしてから母性を覚醒させたのだ。

 

私は百貨店の靴売り場でハイヒールを試着し、恥ずべく過去をも愛おしく思い出した。

そしてこれから我が子が成長し、娘達がどんな若者になるのだろうかと想像してみた。

若い頃に、

若いうちに、

たくさん恥をかいて、

たくさん失敗して、

たくさん学べと願った。

そしてどうか人に恵まれますように。

 

結局私は、どこまでも歩いていけそうなぐらいに履きやすいダークブラウンのショートブーツを購入した。

 

 

これまでの人生、

色々あったし、

これからも色々あるだろうけれど、

 

私はおもしろい人生を歩いている。

 

大切に大切に靴を履く

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